カナダ自転車旅行/ベトナム負傷兵ジョン(その2)

2013-07-20

ドソンクリーク202350102_74e7cf0269_m

Mile 0 of the Alaska Highway in Dawson Creek / Sebastian Bergmann

ジョンは喉に穴が開いていてT字型のパイプをその穴に入れ、それを動かしながら発声します。
退役して軍の恩給で暮らしているとのこと。

反戦主義者で米ソ冷戦状態から核戦争が起きることを非常に恐れていました。

彼とは自然に仲良くなり、それからの三週間ほどは一緒に走りました。

雨期のため、相変わらず天気は良くなかったのですが、楽しい旅行となったのは彼と一緒だったからです。

二人で走っている途中、印象深いサイクリストに出会いました。

スポーツ車ではなく、昔のがっちりした実用型自転車に乗っています。

一人でアラスカハイウェイを悠々と北へと向かっていました。

やはりアメリカ人の退役軍人でしたが多分6070歳ぐらいだったと思います。

年をとっても、こんな風に自転車旅行を楽しんでいる人がいるのだなあと感心したものです。

そして、ついにアラスカハイウェイの始点、私にとっては終点のドーソンクリークに着きました。

ジョンと一緒です。

ジョンとはアラスカハイウェイを走り抜けてから、プリンスジョージという町で別れました。

彼は南へ向かいシアトルに帰り、私はカナディアンロッキーのジャスパーへと向かったのです。

帰国前に、どうしても彼に会いたくなりシアトルを訪ねました。

再び過した楽しい時間を今でも思いだします。

(続く)

 

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